【法泉寺】は木津川市の少し高台にある場所に位置する真言宗のお寺です。
寺社名ですが元は案養寺で貞享3年(1686)に法泉寺と改称。(この辺りの寺社って改名多いですよね)
御本尊はもちろん他の仏像も秘仏とされていて、基本的に一般公開はしておられません。
檀家さんを中心とした小さなお寺ですので、イベントの行われていない平常時は閑散としていますが、夏祭りの時は御近所の子供さんも集まってかなり盛大にされるそうです。(夏祭りに参加したことがないので聞いたままを書いてます💦)
その夏祭りですが、毎年8月の第一土曜に行われます😊

本堂の中から伸びた五色紐は秘仏の御本尊様と繋がっています。
今回、私は【毎年1月8日に行われる薬師護摩供法要】と
【毎年2月3日に行われる開運星祭り】に参加させていただきました。
薬師護摩供法要(やくしごまくほうよう)
年間行事は中止・変更の場合もありますのでご注意ください

写真は明るい時に撮ったものです
前日、インターネットで調べた情報で「皆様、お誘いあわせの上ご参加ください」とあったのでものすごーく気軽に参加しました。
18時半始まりで、着いたのは18時半ジャスト。
通された場所は本堂隣の法要を執り行うための別館で、参加されている方々はほとんどが檀家さんの様でした。
部外者感アリアリの私「来て良かったのかな・・・😥?」と不安でいっぱいの中、法要は始まります。(法要中の写真はありません)
お部屋の中には小さな護摩壇が設置され(別のお寺の)ご住職様が前に座られます。
皆さんのお願い事が書かれた護摩木は炎で焼かれ、しっかりお焚き上げされていました。
※護摩供法要中、ご住職様がお願い事をされた方の名前・年齢などを全員分読み上げてくださるのですが、中には難解なお名前の方もいらっしゃるようで・・・。
フリガナはしっかり大きく書いてもらったらいいな、と思いました😊
法要中、室内を歩きながらまかれた散華。拾えたら持ち帰っても大丈夫なようです。

こんな大きくて可愛い散華初めて見た!両面に絵が描かれています
散華コレクターでは無いですが、集めたくなる気持ち・・・わからなくも無い、かな😏?可愛い上に、(調べてみると)お守り、災い除けにもなるそうです。
早速、お財布にINしました。
般若心経、ご真言、ご住職様からの法話、そして護摩祈祷がされたお札を頂きました。
嬉しいな~、ありがとうございます♡
有難さに満たされた私。さー、帰ろうと立ち上がると。
檀家の皆様から「おぜんざいも食べて帰り。」とお声をかけてもらい、別室に案内していただきました。
お供えした鏡餅を使った甘ーい厄除ぜんざいをいただき、淹れたて熱々のお茶を飲む。
あー、これで私の厄(悪運)飛んでいってなかったら逆におかしくね?
と頷きながら、黙々と口に運んでいました(コミュ障ゆえ、皆様のお話は聞き役専門💦)。厄除ぜんざいはもちろん美味しかったです♡
残ったお鏡餅もお土産として分けていただき(厚かましくもいっぱい貰ったゼ)檀家さんとも、ご住職の息子さんとも沢山お話してもらって本当に本当に楽しかった。
なんていったらいいのかな・・・檀家さんと共に在るお寺というか・・。
裏のお山のお手入れや剪定も檀家さんの皆様でされているそうで。
ものすごーい和みオーラを感じるお寺さん!なのでした😊
あまりにもアットホームで楽しすぎたので、なぜか2月3日の星祭りも参加することに即決め(笑)。
星祭り当日。その日は定時で帰って法泉寺にGO!しました💨💨
開運星祭り(節分会)
年間行事は中止・変更の場合もありますのでご注意ください
毎年2月3日(月)午後6時からはじまる星祭り。
星祭りの理由について法泉寺さんのリーフレットから抜粋してみますね。
開運星祭りの理由
人は皆、その年々の気を稟(う)けて生まれてくるものですから年の変わり目である節分にその年の星を祭って悪事災難を免れる様、また善い年は一層善くなるように祈るのであります。
(略)
この御祈祷により各自が平安にしてその人各々の立場や役目に応じて努力し皆様と喜びを共にすることは御仏様の教えであります。
必ずやご家族無事息災にて御仏様のご加護の下に福運を頂く事ができます。
最初は本堂前で略柴燈護摩供(りゃくさいとうごまく)。
お願い事が書かれた護摩木を火中へ投入。ものすごくよく燃えます。
立ち上る火の粉が美しい・・・でも、法衣に燃え移らないか心配になるほど燃えてました。
略柴燈護摩供は約一時間程度で終了。
本堂隣に場所を移してここから「星祭り祈願法要」が始まります。
(法要中の写真はありません)
星祭り祈願はご住職様がお願い事をされた方全員のお名前を読みあげキッチリ祈願してくださいます。
当然ですが御祈願者が多ければ多いほど法要は長くなり、この時は時間にして約一時間半ぐらいありました。(足の悪い方や小さなお子さんにはキビシイかもしれません💦)
法要後はくじ引きが行われ、私も(←厚かましーな!)参加させていただきました。
当たったものを帰ってから見たら・・わーい😆!サランラップ!でした♡
「こんなん、なんぼあってもいいですからね!」
思わず口調はミルクボーイです。
あ、唐突ですが、こちらのお寺には親切で話好きのご住職様がいらっしゃいます。
軽口も叩かれますし檀家さん方とのやり取りを聞いてるだけでホッコリさせてもらえます😊
護摩供後の炎で焼かれた焼ミカン。
食べると一年間、風邪をひきにくくなるらしいです。
熱々のミカン・・初めて食べました!甘っ。
そして、こちら法泉寺の御本尊・仏像ですが2020年の秋、御開帳されます!!
(京都府観光ガイドより) コロナウィルスの影響により中止になりました
期間は令和2年10月25日午前10時~11月24日午後4時の一ヶ月間です。
開扉時間……10:00~16:00
拝観料……無料(ご志納金箱はありますので文化財保存の為にもご協力をお願いします)
御朱印……2枚1セットで\600(後で御朱印帳に貼り付けるタイプ)
【堂内撮影禁止】
ご住職様曰く、こちらの御本尊並びに仏様を観る機会は5年に一度と決まっているそうです😥。
なので期間中、お時間のある方は是非ご覧になってみてください。
御本尊の十一面観音様は2015年まで京都国立博物館に53年間も寄託されていた重要文化財。
そして明治に法泉寺に合祀された他のお寺の仏像(不動明王様やお地蔵様など)もこの時、同時に拝観できます。
私も絶~対、見に行こうと思ってまーす!
◎寺名 蓮華山 法泉寺←法泉寺リーフレットが開きます
◎本尊 十一面観音菩薩
◎宗派 真言宗 御室派(おむろは)
◎住所 京都府木津川市相楽才の神43番地
◎TEL 0774-72-8905
◎駐車場 有(無料)道路を隔てた少し離れた場所にも大きな専用駐車場有り
◎最寄り駅 近鉄高の原駅より徒歩20分弱
バス運行中の時間内ならコミュニティバスもオススメです。「女性センター」で降車
★この記事は当時の情報です。予定を立てられる場合はご確認の上お願い致します😊
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